一括車査定サイトは電話がしつこいって本当？

車を売ろうと思って一括車査定サイトに登録すると、業者からしつこく電話がかかってくるという噂は本当なのでしょうか？結論から言えば、本当です。インターネットで一括車査定について調べると、口コミは「電話がしつこい」というコメントで溢れかえっています。査定申し込み後にサイトのアンケートに答えていたら電話がかかってきて、1社目の対応が終わった時点で履歴に15～20件の着信が残っていた、というようなことも普通に起こるようです。一括車査定申し込み後の電話のしつこさには、こちらの想像を上回るものがあります。
ただし、現在はJPUCという規制団体によって業者の営業電話が制限されているので、少なくとも夜9時を過ぎれば電話はかかってきません。夜9時以降に申し込んだ場合は、明朝8時頃から電話がかかってくるということになります。また、サポートセンターへこちらから連絡してキャンセルを依頼することで、業者のしつこい電話を止めさせることができる一括車査定サイトもあります。　
いくら電話がしつこいとはいえ、一括車査定を申し込むのが、車を最も高く売ることができる方法の一つであることは事実です。そこで今回は、一括車査定サイトを利用しつつ、しつこい電話に悩まされないための賢いやり方について紹介していきます。

車査定サイトでは何で電話がたくさんかかってくるのか？

そもそも、一括車査定に申し込むと何故電話が鳴りやまなくなるのでしょうか？その理由はシンプルです。一般的に、最初に顧客と連絡を取れた業者が最も車を買い取れる可能性が高いからです。これは「即決してくれたら高く買い取ります」といった営業手法に乗って、その場で売却を決める方が多いためです。しかし1社目で決めてしまったら一括車査定サイトを利用した意味がありませんので、少なくとも2、3社には見積もりを頼み、値段を比較するようにしましょう。

電話がかかってくる可能性を少なくするには？

一括車査定は依頼したいが大量の電話は煩わしいという方向けに、かかってくる電話を通常より少なくする方法があります。
まず、カーセンサーで申し込めば、情報入力時に「メールによる連絡希望」と記入することができます。そうすると査定依頼先の業者は極力メールで連絡をしてくるので、電話がかかってくる頻度が少なくなります。ただし注意点として、大手の買取業者は自動応答なのでこれに対応しておらず電話をかけてきます。そのため、営業電話を全くの0にすることはできません。
また、オークション形式の一括車査定であれば、電話連絡は一社だけで済みます。オークション形式というのは、業者が顧客の車情報だけを元にしてオークションを行い、期限が来た時点で顧客の方から業者を選んで契約を結ぶ、比較的新しい一括車査定のスタイルです。オークション形式の代表としてはユーカーパックがあります。しかし、オークション形式の一括車査定にはデメリットもあります。それは、業者間のリアルタイムの競争がなくなるため、通常の一括車査定と比べて買取価格が低くなる傾向があるということです。
そして、厳密に言えば一括車査定ではありませんが、グー買取なら自分で買取業者を選択できるので、電話連絡は選択した数社に限定することができます。

電話がかかってきて困ったときはどうする？

いざ一括車査定で申し込みをした後、大量の電話がかかってきて困ってしまったときはどうしたらいいのでしょうか？
一つには、一度電話をとり、毅然とした態度ではっきりと断ることです。営業を断る際には、相手に付け入る隙を与えないことが重要です。曖昧な態度を取ると、買取業者に「まだチャンスがある」と思わせてしまい、なかなか電話を終わらせてくれなかったり、後日改めて電話をかけてきたりします。不要である、検討していないということを伝え、はっきりと断りましょう。
はっきり断るのが苦手だという方は、口実を付けて上手に断るのもいいでしょう。上手な断り方の例はいくつかありますが、まず、新車の購入を考えていたが今の車に乗り続けることにした、というものです。ここで新車を中古車としてしまうと、新たな営業に発展して話がこじれる可能性があるので、気を付けてください。また、家族や知人に車を譲ることにした、あるいは、既に他の業者に売却した、というのも上手い口実となります。これらは車を売る可能性がないことを十分納得させる理由となるので、業者としても諦めざるを得ません。その他にも、サポートセンターからキャンセル依頼をする、という方法もあります。サポートセンターがある場合は、一括車査定の申し込み時に届いたメールに連絡先が記載されています。電話一本で業者からの執拗な電話を止めることができる便利なサービスなので、こちらも検討してみてください。